太陽光発電を屋根以外に設置する場合

太陽光発電システムの導入を考え現地調査した結果、屋根に太陽光発電パネルが載せられないことが分かった場合、もう太陽光発電はあきらめなければならないのでしょうか? 屋根以外に太陽光発電システムを設置する方法は、主に3つあります。

庭に太陽光発電パネルを設置する

自宅の敷地が広い場合は、庭の空いているスペースに太陽光発電パネルを設置することが可能です。ただし、架台を組むなどの構造材設置工事が、別途必要になります。太陽光発電パネルの発電効率が一番いい傾斜角度は30度、水平の庭に太陽光発電パネルを設置するためには、30度の角度に取り付けるための架台の設置が必要で、費用は、屋根に設置する場合よりも高くつきます。  そして、注意しなければならないのは、庭に太陽光発電システムを設置する場合、住宅用太陽光発電導入支援補助金(通称・補助金)の対象になるかどうかです。補助金の対象となる要件は、 ■太陽光発電による電気が当該太陽光発電システムの設置される住宅において消費され、連系された低圧配電線に余剰の電気が逆流されるもの(全量買取は対象外) ■住宅の屋根等への設置に適した太陽光発電システムであること ——となっており、土地が空いているからと大規模な太陽光発電システムにしてしまうと、補助金の対象にならなかったり、お住まいの市町村によっては、屋根以外の設置は補助対象としていない可能性もあります。  また、隣接する土地に設置しようとした場合、その土地の地目にも注意が必要です。もし、その土地の地目が農地の場合は、農地転用の許可申請が必要となり、設置が許可にならない場合があります。 いずれにしても、経験豊かな信頼できる設置業者さんに相談することをお勧めします。

カーポートや物置の屋根に太陽光発電パネルを設置する

太陽光発電パネルをカーポートや物置の屋根に設置するメリットは、 ■古い家や小さな屋根・複雑な屋根形状などで太陽光発電システムの設置が難しい住宅でも太陽光発電システムが導入できる ■住宅の屋根と併用して設置する場合は、発電面積を広げることができる ■既設住宅の躯体への穴あけやそれに伴う漏水の心配がない ■地上高が低いため、メンテナンスや施工が容易である ——ことなどです。  既存のカーポートや物置に太陽光発電パネルを設置する際には、パネルの重量に耐えるための補強工事が必要なことも多いと考えてください。また、近年では、太陽光発電システム付のカーポートもあります。電気自動車の充電システムも備えることが可能で、次世代型のカーポートと言えそうです。

建物の壁面に太陽光発電パネルを設置する

屋根や庭に比べ、とても高額の設置量がかかります。今のところ、大手企業の本社ビルの壁面のような場所に用いられていて、家庭には普及していません。  10Kw以上の太陽光パネルを設置し、全て売電する「全量買取制度」を利用する場合、設備認定書類や申請方法なども通常とは異なります。手続きなど複雑で分からない部分も多くあると思いますので、販売店等に相談しながら進めていく事をお勧めします。

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